「ご勘案いただきありがとうございます」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「ご勘案いただきありがとうございます」とは?
「ご勘案いただきありがとうございます」とは、ビジネス上で使われる会話やメールなどにおいて「いろいろと骨を折ってお考えいただきまして感謝申し上げます」または「じっくりご検討いただくことができましたので満足しております」などという意味合いで使われている表現です。
「勘案」とは「さまざまなことを踏まえて良い案をひねり出す」さまや「深く思案を巡らせて良い方法を導き出す」様子などを示す言葉で、ビジネス上では「自社のために有益なアドバイスをもらう」さまや「さまざまな場面を想定して丹念に準備する」様子などを表す語句として使用されています。
「ご勘案いただきありがとうございます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご勘案いただきありがとうございます」とは、「弊社のために長い時間をかけてご考慮いただきまして大変恐れ入ります」あるいは「私のために素晴らしい案をご提示いただきまして心より感謝しております」などという意味合いで用いられている文言です。
ビジネス上では連日のように業務担当者や事業関係者などによって仕事や作業などを進めていきますが、それらのコミュニケーションの場において先方から役立つようなアイデアをもらうことができたり、自社のためになるような方策などを教えてもらえた場合などに用いられている表現です。
「ご勘案いただきありがとうございます」を使った例文
・『来年度における弊社の事業計画につきまして、ご勘案いただきありがとうございます』
・『弊社の新しい販売店舗を出店するロケーションの情報につきまして、入念にご勘案いただきありがとうございます』
「ご勘案いただきありがとうございます」の類語や言い替え
・『ご思案いただくことができましたので感謝申し上げます』
・『きっちりとご検討いただけましたのでうれしく存じます』
・『ご一考いただきまして感謝の言葉もございません』
まとめ
「ご勘案いただきありがとうございます」とは、ビジネスの場において「さまざまな状況を加味してご考慮いただきましてとてもありがたく思っております」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じて上手に使いこなしましょう。
