ここでは「ご参集ください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご参集ください」とは?
「ご参集ください」は、多人数に対して集まって欲しいという意味で用いる表現です。
「このような催しを開催する予定ですので、どうぞご参集くださいますようお願い申し上げます」といったように、丁寧にそのようなお願いをするために使います。
「お集まりください」と言っているのと意味としては同じながら、自分より上の立場や目上の人も含めたいろいろな相手対してお願いをする際に用いられる表現となっており、仲間うちで用いるような場合には向いていないので注意してください。
「ご参集ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご参集ください」は、先のように、何かに集まって欲しいと伝えるために用います。
ビジネスシーンでは主として他社など対外的な相手に使われており、例えば、何かの展示会に出展するといった際に、「弊社も出展させていただきますので、当日は弊社ブースにご参集くださいますようお願いいたします」のような使い方が見られます。
用いる相手から、「ご参集ください」だけで用いて構いませんが、その「お願いいたします」や「お願い申し上げます」などと、この後も丁寧に続けることが多いです。
「ご参集ください」を使った例文
・『出発時間になるとバスが発車してしまいますので、10分前までにはご参集ください』
・『当日は第三会議室にご参集くださいますようお願いいたします』
「ご参集ください」の類語や言い替え
・『ご臨席ください』
この「臨席」は、「出席」を丁寧にした表現になります。
こちらもビジネスシーンで対外的に用いるのに向いており、「ご臨席くださいますようお願い申し上げます」といったような丁寧な使い方をすることが多いという点も同様で、「お集まりください」を「ご参集ください」とするように、「ご出席〜」を更に丁寧にしたい場合に使われています。
まとめ
「ご参集ください」は、何かに集まって欲しいと丁寧に伝えたい場合に用いられています。
「お集まりください」をどのような相手に用いても失礼にならない表現にした形だと考えてよく、ビジネスシーンでは対外的な相手に対して使われることが多い表現です。