ここでは「ご導入いただいております」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご導入いただいております」とは?
「ご導入いただいております」は、コンピューターのシステムや大型の機械などのそれを購入して使うことを「導入」と表現できる対象を、どこかに利用してもらっているという意味になる表現です。
いわゆる営業トークとして、「いくつかの他社様にもご導入いただいております」のような使い方をする場合が多く、文章で用いても構いません。
先のような比較的大きな対象が絡む時に使われており、コンピューターのシステムを例に挙げましたが、そこまで大きなものではない業務用のソフトウェア類を指して使うこともでき、機械の場合には、営業用や送迎用に自動車をその相手に販売して使ってもらっているといった用い方をしても問題ありません。
「ご導入いただいております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご導入いただいております」は、前述のように、どこかにそうしてもらっている(販売した)という使い方になる表現です。
よって、それを実績として、別の会社に同じものを紹介する時や、多人数を相手に同様の紹介を行う場などでよく使われています。
具体的に導入してもらっている会社の名前を挙げて用いるような場合もあり、それが世間的に有名な会社や団体の時にはそれだけの実績があるというアピールになります。
このような使い方になるため、ビジネス以外の場面で用いられることはあまりなく、営業的に使う場合がほとんどになり、それを自信をもって相手に伝えられるからこそ用いる表現になります。
「ご導入いただいております」を使った例文
・『こちらの勤怠管理システムは、これまでに30を超える企業様にご導入いただいております』
・『特に50人乗れる大型のモデルはお客様のご送迎用として、数多くの施設にご導入いただいております』
「ご導入いただいております」の類語や言い替え
・『ご購入いただいております』
この「ご購入」とすると、購入できるもの全てが対象になるため、使える幅が広い表現となっています。
やはり営業トークとして、著名な相手にそうしてもらっているという使い方がよく見られ、それが実績になるという点は「ご導入いただいております」と同じで、物理的な商品だけでなく、サービスの類いを対象にして用いても構いません。
まとめ
「ご導入いただいております」は、比較的大きな対象をどこかに販売し、そこで利用してもらっているという使い方になります。
実績としてそのようなことを語る場合に用いるもので、その意味から営業職が使うことが多い表現となっています。
