ここでは「ご希望がございましたらご教示ください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご希望がございましたらご教示ください」とは?
「ご希望がございましたらご教示ください」は、希望があれば教えて欲しいという意味になります。
例として、お客様になる相手に対して「お色のご希望がございましたらご教示ください」のように用いるという具合で、語尾を「教えてください」と言い替えることができる場合に、それを丁寧にした使い方になります。
ですが、口語で用いるには向いていないため、文章で使われている表現です。
「ご教示」は丁寧に何かを教えて欲しいと伝えるために用いますが、堅い表現になるのでまず口語では使われません。
「ご希望がございましたらご教示ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご希望がございましたらご教示ください」は、先のように、文章で丁寧に何か希望があれば教えて欲しいと使う表現です。
その文章でも丁寧過ぎてしまうことがあるので、語尾を少し崩して「ご希望がございましたらお教えください」として用いる場合も多いです。
この表現であれば口語で使っても問題なく、店員がお客様に直接語り掛けるような際には「〜お申し付けください」と用いられることもあります。
これらの表現を更に丁寧に、堅くしたのが「〜ご教示ください」だと考えていいでしょう。
「ご希望がございましたらご教示ください」を使った例文
・『掲載フォントのご希望がございましたらご教示ください』
・『S、M、Lの各サイズのご用意がありますが、それ以外のご希望がございましたらご教示ください』
「ご希望がございましたらご教示ください」の類語や言い替え
・『ご希望がありましたらお願いします』
口語で使う時には、ここまで崩しても同様の意味で用いることができます。
文章で使う分にも特に問題はありませんが、そちらではもう少し丁寧にした、前述の「ご希望がございましたらお教えください」くらいの形で使われることが多く、無理にこのように用いることもありません。
まとめ
「ご希望がございましたらご教示ください」は、希望があれば欲しいと考えて使う表現です。
それを丁寧にした形で、文章向けになりますが、そちらでもここまで堅く使うことはそれほどなく、少し崩した「〜お教えください」や「〜お申し付けください」といったような用い方でよく使われています。