ビジネスでは相手の希望をかなえることが重要です。
ビジネス用語の「ご希望にそう」は相手の希望に関わる表現ですが、具体的にどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「ご希望にそう」とは?
「ご希望にそう」とは、「希望している内容とあう」という意味で使われているビジネス表現です。
心の中で求めている願いや願望のことを「希望」といいます。
一般的には世界平和など漠然とした物事に対しても使う言葉ですが、ビジネス用語としては商品に求める条件や満たしたいプランの内容など具体性的な要望に対して用いられる表現です。
「そう」は漢字だと「沿う」と書き「基準になるものから離れずに付き従うこと」を意味します。
道を基準にしてその通りに進むことを「道に沿う」と表現するように、希望している内容を基準にしてその通りであることを「ご希望にそう」と表現します。
「ご」は丁寧さを表す言葉なので自分よりも目上に当たる顧客や取引先などに対して使う言い方です。
「相手が求める内容と一致する」というのが基本的な意味合いですが、完全一致ではなく大まかにあっている近い状態を表す意味でも用いられます。
「ご希望にそう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご希望にそう」は相手が希望する具体的な内容が明らかになっていないと使えない表現です。
基準になる判断軸が相手の希望なので、何を希望するのかはっきりさせることが重要です。
「ご希望にそう」を使った例文
・『ご希望にそうよう精一杯努力します』
・『ご希望にそうようにプランを組むと予算が少しオーバーしてしまいます』
・『ご希望にそう商品を必ずご用意いたします』
「ご希望にそう」の類語や言いかえ
「ご希望に合う」はほとんど同じ意味ですが「ご希望にそう」よりも一致の度合いが高く曖昧さが少ない言い方です。
「ご希望にかなう」も同じような意味合いです。
まとめ
「ご希望にそう」は婉曲的なニュアンスを含むビジネス表現です。
上品で柔らかい印象を与える言い方なので覚えておきましょう。
