励ましのひと言を作成したい時に、取り入れたい表現があります。
「ご心労いかばかりかと拝察いたします」の正しい使い方と似ているフレーズを調べていきましょう。
「ご心労いかばかりかと拝察いたします」とは?
この場合の「ご心労」とは、相手の気苦労をあらわしています。
大変なことが起こって、落ちつかない不安な心境を映し出しています。
また「いかばかりかと」は「如何ばかりかと」と表現でき、具体的な数値にあらわせない、とても大きな程度をあらわします。
また「拝察いたします」は「お察しします」と同じような解釈があり、その方の心理状態を想像する時に使われています。
そのため「ご心労いかばかりかと拝察いたします」で「ご苦労はどのくらいかと、お察しします」と訳せます。
辛いことが起きた方を、少しでも励ましたい時に使われています。
「ご心労いかばかりかと拝察いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
悲しいニュースや辛い情報が舞い込んできた時に、何とか自分の言葉で相手の方を励ましたいことがあります。
「ご心労」は精神的な悩み事が多い状況をあらわすので、例えばご家族が事故にあい入院されたなど、思わぬことが起きた方を励ます際に使えます。
「拝察いたします」は厳かな言い方なので、目上の方にも安心して使える言い回しです。
一方で「ご心労いかばかりかと」は「ご心労はいかばかりかと」に整える方が読みやすい場合も。
文を構成した後に、なめらかに読める文か見返しておくと良いでしょう。
「ご心労いかばかりかと拝察いたします」を使った例文
・『このようなことが起き、ご心労いかばかりかと拝察いたします』
・『同じような経験をいたしましたので、ご心労いかばかりかと拝察いたします』
「ご心労いかばかりかと拝察いたします」の類語や言い替え
似ている言い方に「ご心労はいかばかりかと推察いたします」もあります。
「拝察」と同じように使えるのが「推察」です。
気持ちを推し量る意味があるので、適宜用いておきましょう。
言い替えに「突然のことが起き、心中いかばかりかとお察しいたします」があります。
まとめ
「ご心労いかばかりかと拝察いたします」を解説しました。
色々な表現を知っていると、敬語の上級者になれます。
言葉のスキルを磨いて、職場で活躍できる人を目指しましょう。