「ご自愛」にまつわるフレーズはいくつかあります。
「ご心労のことと思いますがご自愛ください」の正しい使い方と類語を見ていきましょう。
「ご心労のことと思いますがご自愛ください」とは?
この場合の「ご心労のことと思いますが」の「ご心労」は精神的なお疲れをあらわしています。
気苦労が絶えなくて、心が空っぽなことを示しています。
この場合は「と思いますが」が付いているので、自分のことでなく相手の状況を心配する言い回しです。
「ご自愛ください」は自分自身を大切にしてくださいと解釈できるので「ご心労のことと思いますがご自愛ください」で「眠れない日も多いかもしれませんが、こういう時こそ、まずはご自身を大切になさってください」と訳せます。
辛いことがあった方を、慰める言い回しといえるでしょう。
「ご心労のことと思いますがご自愛ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
精神的にどっと疲れている方を励ますフレーズが「ご心労のことと思いますがご自愛ください」にあたたります。
例えば災害が起こったとき。
いつもの暮らしとはかけ離れた生活をされている方に、お見舞いの気持ちをあらわしたい時に使えます。
とはいえ災害発生からすぐの段階は、インフラが混沌としているため、せっかく良い言葉を残しても相手の方に届かない場合も。
現地の状況を見ながら、落ちついたタイミングでお送りしてみましょう。
「ご心労のことと思いますがご自愛ください」を使った例文
・『ご心労のことと思いますが、くれぐれもご自愛ください』
・『不慣れな生活でご心労のことと思いますが、どうぞご自愛ください』
「ご心労のことと思いますがご自愛ください」の類語や言い替え
似ている表現に「ご心労のことと思いますが、お体ご自愛ください」があります。
「お体ご自愛ください」は同じ表現が重なっているので、誤りの使い方。
頭に入れておきましょう。
言い替えに「ご心労を重ねていらっしゃることと思いますが、くれぐれもご自愛ください」があります。
まとめ
「ご心労のことと思いますがご自愛ください」を解説しました。
労いのひと言を伝えられると、相手と良好な関係が生まれます。
言葉を潤滑油にしていきましょう。