ここでは「ご手配のほどよろしくお願い申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご手配のほどよろしくお願い申し上げます」とは?
「ご手配のほどよろしくお願い申し上げます」は、それを「手配」と使うことができる何かの内容をお願いする際に用いる表現です。
例えば、「○○を10ケースほどご手配のほどよろしくお願い申し上げます」と使った場合、○○を10ケース欲しいと伝えていることになり、このような使い方では主に仕入先として付き合いのある会社が相手になります。
乗り物のチケットを用意したり、それを直接呼ぶという時にもよく用いられており、「では、当日はタクシーのご手配のほどよろしくお願い申し上げます」と使われるようなことも多いです。
とても丁寧な表現になるため、口語でこのように使うことはまずなく、文章で用いることになると考えていいでしょう。
「ご手配のほどよろしくお願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご手配のほどよろしくお願い申し上げます」は、先のように口語で使うには向いていないため、そちらで用いる時には「手配をお願い(いた)します」くらいまで崩すと問題なく使えるようになります。
この使い方だと畏まった表現ではないため、「来週の飛行機のチケットの手配をお願いします」のように社内でそれを担当している部署にも普通に用いることができます。
尚、この「手配」という言葉は、警察組織が容疑者になる人間を逮捕するための指令を出すという意味にもなります。
そちらでは「○○を重要参考人として手配することになった」といったような使い方がよく見られますが、一般のシーンでそのような意味で用いることはないため、参考までの使い方です。
「ご手配のほどよろしくお願い申し上げます」を使った例文
・『○○様のお帰りの際には、車のご手配のほどよろしくお願い申し上げます』
・『恐れ入りますが、前回と同様に○○をご手配のほどよろしくお願い申し上げます』
「ご手配のほどよろしくお願い申し上げます」の類語や言い替え
・『用意をお願いいたします』
「手配」をチケットや乗り物を用意するという意味で用いる場合、直接この「用意」と使っても意味は一緒です。
社内であれば「〜お願いします」でも十分なことも多く、何かの物や資料などを準備しておいて欲しいといった意味でも用いられており、広い意味で使うことができる表現です。
まとめ
「ご手配のほどよろしくお願い申し上げます」は、「手配」と表現できる内容をその相手にお願いするための表現です。
多くは乗り物や仕入れに該当する内容になりますが、とても丁寧な表現のため、口語で使う時にはもっと崩した形にすることが求められます。