「ご承知のこととは存じますが」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「ご承知のこととは存じますが」とは?
「ご承知のこととは存じますが」とは、既に相手が知っているであろう情報を念のため再度伝えたい場面で使用できる言葉です。
「ご承知」とは「事情を知っている、理解している」という意味の「承知」に尊敬の接頭語「ご」を組み合わせた言葉で、それに「思う」の敬語表現である「存じます」と逆説の接続詞である「〜が」を加えることで「もうすでにご存じの情報だと思いますが」という意味になります。
丁寧な表現なので自分より目上の方や敬意を払うべき相手へも使うことができます。
「ご承知のこととは存じますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご承知のこととは存じますが」を使用する場合、どのような使い方になるでしょうか。
たとえば、あなたが社内マラソン大会について朝礼で参加を慫慂するとします。
その際、部内に「皆さまご承知のこととは存じますが、来月社内マラソン大会が開催されます。
参加者募集中ですので皆さま奮ってご参加ください」のように呼び掛けると丁寧でわかりやすい印象になります。
「ご承知のこととは存じますが」を使った例文
・『ご承知のこととは存じますが、○○さんが来月末をもって定年退職いたします』
・『すでにご承知のこととは存じますが、今一度ここで概要をご説明させていただきます』
「ご承知のこととは存じますが」の類語や敬語での言いかえ
たとえば「既にご存じかと思いますが」や「お耳に入っていることと存じますが」「すでにご承知かと存じますが」などに言いかえできます。
相手が知っているかどうかわからない場合は「お聞き及びかも知れませんが」「ご存じかも知れませんが」「お耳に入っているかもしれませんが」のような言い回しも使用できますので相手やシーンによって使い分けましょう。
まとめ
このように「ご承知のこととは存じますが」は、既に相手が知っているであろう情報を念のため再度伝えたい場面で使用できる言葉です。
ビジネスでもプライベートでも使える言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。
