「ご承諾願えますか」とは?
ビジスネにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「ご承諾願えますか」とは?
このフレーズの「承諾」とは、「相手の意見・希望・要求などを聞いて受け入れること」の意です。
「承諾」のほかに「了承」「承認」もよく似たシーンで使われますが、「承諾」が「認める、受け入れる」のニュアンスなのに対して、「承認」は「公認する」のニュアンスが強く、「了承」は「納得する・了解する」のニュアンスが強い語句です。
なお、「承諾」は仕方なく受け入れたのではなく、相手の事情や要望を理解した上で引き受けたものです。
あと、「ご承諾」の「ご」は接頭辞で、使い方によって尊敬・謙譲・丁寧の意がありますが、「相手が受け入れてくれること」「引き受けてくれること」に対しての敬意のため、通常使用する場合は尊敬を表わしています。
「ご承諾願えますか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは、目上の人に対して失礼とまではいわないけれど、親しい目上の人や上司、社内の先輩・後輩・同僚などには使えます。
目上の人に使っても失礼と言うわけではなく、使えないことはありませんが、初対面の人などにはより丁寧な敬語にすることで好感度がアップします。
「ご承諾」に「願いますか」がついて「ご承諾願いますか」このフレーズは会話よりも主にメールで使われるフレーズです。
「ご承諾願えますか」を使った例文
・『12日に会議室を使用したく、ご承諾願えますか』
・『数に限りがありご希望の数を用意できない可能性もございますが、ご承諾願えますか』
・『貴社の敷地内で映画の撮影許可をいただきたく、ご承諾願えますか』
「ご承諾願えますか」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『承認していただけますでしょうか』
・『了承していただけますでしょうか』
・『ご承諾くださいますようお願い申し上げます』
まとめ
このフレーズは、「ご承諾」と「願えますか」をつけて「ご承諾願えますか」とした言い回しです。
自分の行為ではなく、相手に受け入れて欲しいという意味合いの言葉です。
相手に依頼するフレーズなので、現状のままの敬語レベルでは相応しい敬語の使い方とは言い難いため、「〜お願いします」「〜お願いいたします」「〜お願い申し上げます」といった表現で対応したいものです。