「ご提供いたします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご提供いたします」とは? ビジネス用語

品物などを人に使ってもらう機会は常々ありますが、その時に「ご提供いたします」とのフレーズが使われます。

これは二重敬語との指摘があったりと、気になるところもあるようです。

ご提供いたしますの使い方や注意点をご紹介します。

「ご提供いたします」とは?

相手に役立ててもらう目的で、何かの物や力を差し出す、与えることを表している丁寧な表現です。


「ご提供いたします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

自分側が有している何かの物を、役立てて欲しいと言って相手に差し出すことがあります。

それは品物、資料、場所、人材、労力など多岐にわたりますが、その際に「ご提供いたします」を使うことが可能です。

これは対面でもメールでも使われることがあり、「提供します」と言うよりもずっと敬意がこもった言い方になります。

用いる場合は、「資料を」のように何を提供するか明確とするのが良いです。

また「1月にご提供」のように、時期を指定して言うこともできます。

二重敬語と指摘されることがありますが、謙譲語の「ご〜いたす」の形は二重に当たらないとされているので問題はありません。

違和感があると言うなら、別の表現に言い替えてみましょう。


「ご提供いたします」を使った例文

・『それではプロジェクトについての資料をご提供いたします』
・『完成品につきましては、早ければ1月頃にご提供いたします』

「ご提供いたします」の類語や言い替え

「ご提供させていただきます」は、相手からの許可を受けた上で利益を得る、「させていただく」を使った丁寧な形です。

「ご用意いたしました」はある物を準備したことを知らせる表現となります。

「お渡しいたします」は、ある物を差し出す意味の表現です。

「お使いください」はある物を渡して役立ててもらうことを表しています。

「ご利用ください」としても、ある物を渡して役立ててもらう意味です。

「差し上げます」は、与えるの謙譲語の表現となります。

「ご進呈いたします」は、目上の人物に物を気軽に贈るとの意味です。

これはもっと敬意を込めて「謹呈」「献上」などに言い換えることもできます。

まとめ

相手に何らかの物を差し出す時に使われるのが、「ご提供いたします」との表現なのでした。

これは差し出す物が何かを、はっきりと伝えるのが良いです。

言い換えるとすれば「ご利用ください」など似た意味の表現を選んでみると良いでしょう。

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