ここでは「ご提出させていただきます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご提出させていただきます」とは?
「ご提出させていただきます」は、その相手に何かを差し出す時に使われています。
「ご依頼いただきましたお見積りをご提出させていただきます」などと使われており、主に書類を出す時に用いられています。
文章で用いられる表現で、この例でもそうですが、紙媒体でそうする場合だけでなく、ワードやエクセルなどで作ったそれをメールに添付するという形で送る時にも使うことができます。
該当のメールにそうするという時には、「このメールに添付してご提出させていただきます」のように使うとよく、ここでの「ご」は謙譲の意味から用いているため、そのまま用いて構いません。
それをとって「提出させていただきます」としてもほとんど同じなので、他に「ご」をつけた表現が続いてしまったような時には外して使う方が見た目がいい場合も多いです。
「ご提出させていただきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご提出させていただきます」は、これからそうするという使い方と、前述のメールでの使い方のように、この表現を用いると同時にそれを行う場合にも使える表現です。
前者の時には、「明日にはご提出させていただきます」のような用い方をすることが多く、まだそうはしていないと伝えていることになるため、その使い方に対してできれば何かも一緒になどという返答をもらう時もあります。
前述のように、書類を出すという使い方が多い表現ながら、課題作品が完成したなど、物理的に形のあるものをそうするといった用い方をしてもよく、その相手に何かを出すことが「提出」と使える場合であれば、その対象はそれほど選ばない表現となっています。
「ご提出させていただきます」を使った例文
・『本日郵送でご提出させていただきますので、2、3日中にはお手元に届くかと存じます』
・『完成しましたが、メールに添付という形でご提出させていただきます』
「ご提出させていただきます」の類語や言い替え
・『ご送付させていただきます』
この「ご送付」とすると、郵送や宅配便などで送るという意味になり、そのような形で提出する時の言い替え表現になります。
メールでのそれには向いていないため、その時には「ご送信」とするとよく、こちらも前途の文体次第では全体的な見た目から、「送付」と「ご」をつけない方がいい場合があります。
まとめ
「ご提出させていただきます」は、何かを「提出」という形でその相手に出す時に用いる表現です。
近年ではメールに添付という場合に使うことも多く、これからそうする、またはこの表現と共にそうする(した)と用いることができます。