この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「ご案内申し上げます」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「ご案内申し上げます」とは?
「ご案内申し上げます」のフレーズにおける「ご案内」は、「知らない道や場所に導くこと」や「事情や様子を知らせること」等を意味する「案内」に、相手の方に敬意を表す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
次の「申し上げます」は「言う、述べる」の謙譲語の「申し上げる」に、丁寧語の「ます」が付けられた表現です。
したがって「ご案内申し上げます」のフレーズは「知らない道や場所に導きます」や「事情や様子を知らせます」との意味の敬語表現となります。
「ご案内申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご案内申し上げます」を「知らない道や場所に導きます」との意味で、ビジネスシーンで使われる例としては、お客さんの工場見学の際に、「それでは、工場をご案内申し上げます」等と使われます。
また、二つ目の「事情や様子を知らせます」との意味では、取引先の方や関係の方に、イベントやセミナー等の行事をお知らせするという意味で、「恒例のイベントについてご案内申し上げます」や「弊社開催のセミナーについて、ご案内申し上げます」等と使われます。
「ご案内申し上げます」を使った例文
・『それでは30分ほどで、弊社の工場をご案内申し上げます』
・『創業記念式典とパーティーについてご案内申し上げます』
・『この記念館の主な展示物をご案内申し上げます』
「ご案内申し上げます」の類語や言い換え
「ご案内」の類語としては「ご紹介」や「ご説明」や「お知らせ」や「ご招待」等が挙げられます。
したがって「ご案内申し上げます」のフレーズは、「ご紹介申し上げます」や「ご説明申し上げます」や「お知らせ申し上げます」や「ご招待申し上げます」等と、言い換えることが出来ます。
また「申し上げます」を「する」の謙譲語の「いたす」に換えて、「ご案内いたします」と言い換えることも可能です。
まとめ
「ご案内申し上げます」のフレーズは「知らない道や場所に導きます」や「事情や様子を知らせます」との意味の敬語表現です。
ビジネスシーンでは、最初の意味では、「工場をご案内申し上げます」等と使われ、二番目の意味では「弊社開催のセミナーについてご案内申し上げます」等と使われます。