ここでは「ご検収のほどよろしくお願い申し上げます」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご検収のほどよろしくお願い申し上げます」とは?
「ご検収のほどよろしくお願い申し上げます」は、このように使う側が提供した商品類に対し、きちんと要求を満たしているか確認して欲しいという意味で用いる表現です。
それを行ってくださいと伝えており、その結果を書類へのサインや確認印といった形で受け取ることが多いです。
相手からの発注に対して納品したものに対して行われるため、単に物品をそうした場合にはその場で受け取りの確認として、サービスの類いになる場合には、それに満足してもらえた段階でこのように用いるという使い方になります。
「ご検収のほどよろしくお願い申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご検収のほどよろしくお願い申し上げます」は、先のように、その確認としてサインや確認印をもらって完了すると考えていいでしょう。
そのような書類を検収書と呼んでおり、例えば、Aという製品を20個、Bを10個といった発注に対し、その通りに納品してもらったと受け取った側が確認した段階でそれにサインや確認印をして、この「検収」が完了したことになります。
ビジネスでは、それによって支払いを請求するという流れになり、納品だけでなく、現地である程度の調整が必要になるような機器の場合には、そこまで終わった段階でこれをお願いするのが通例です。
「ご検収のほどよろしくお願い申し上げます」を使った例文
・『ご注文通りにお持ちいたしましたので、どうぞご検収のほどよろしくお願い申し上げます』
・『調整が完了しました。そちらのご確認、及びご検収のほどよろしくお願い申し上げます』
「ご検収のほどよろしくお願い申し上げます」の類語や言い替え
・『ご査収のほどよろしくお願い申し上げます』
この「ご査収」とすると、確認して受け取ってもらいたいという意味になります。
確認はしてもらうものの、「検収」とは異なり、その際にサインや確認印をもらうといったことは含まれていないので、検収書にそれが必要な場合には元の表現の方を用いてください。
まとめ
「ご検収のほどよろしくお願い申し上げます」は、納品した商品、サービス類に対して、それらが要求を満たしていることを確認してもらいたいという意味で用いられます。
それをサインや確認印といった形で受け取ると考えてよく、そのための書類は検収書と呼ばれています。