「ご無事を願っております」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご無事を願っております」とは? ビジネス用語

ここでは「ご無事を願っております」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ご無事を願っております」とは?

「ご無事を願っております」は、誰かが身体的に問題がない状態なことを願っているという意味で用いられます。

このような意味になるため、使われるシチュエーションが限られており、例えば、その相手が住む地方で大きな地震が発生し、まだ連絡がとれていないといった状況で、「○○さんと連絡がつきませんが、ご無事を願っております」と用いるという具合になります。

このような、その本人に危険な状況にある、そのようなものに巻き込まれたかも知れないといった時に、何事もなく無事なことを祈っていると誰かに伝えるために使われる表現です。


「ご無事を願っております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ご無事を願っております」は、先のような場合でないと使われない表現ですが、少し捻った用い方をする場合もあります。

これは、一種の冗談のような使い方になってしまいますが、その相手がこれから誰かに怒られると分かっている場合に、それを茶化して「ご愁傷様です。ご無事を願っております」のように使う例です。

この時には、それほど怒られることのないように願っているといった意味で用いており、まま見られる用い方です。

ただし、本道ではないため、そういう使い方もあるという程度で覚えておけばいいでしょう。


「ご無事を願っております」を使った例文

・『山に登った彼と連絡がつかなくなって丸一日経ちましたが、ご無事を願っております』
・『実家が台風の直撃を受けたと聞いていますが、ご無事を願っております』

「ご無事を願っております」の類語や言い替え

・『安否を心配しております』
「ご無事を〜」と同様に、その相手が身体的に無事かどうか分からない状況で、それを心配しているという意味になります。

よって、解釈としては無事なことを願っていると言っているのとよく似ているため、こちらが用いられることも多く、生死をも意味する「安否」と使っているため、比較的大きな何かに巻き込まれたといった場合に用いられることが多いです。

まとめ

「ご無事を願っております」は、誰かの身体的な無事を気遣って用いられる表現です。

天災や事故などに巻き込まれた、その可能性があるといった状況で使われることが多いですが、捻った解釈として半ば冗談で、これから怒られる相手を茶化して用いるようなこともあります。

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