ここでは「ご無沙汰しておりますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご無沙汰しておりますが」とは?
「ご無沙汰しておりますが」は、長い間連絡をとり合ったり、会っていなかったという意味で使われる表現です。
よって、そのような相手に対し、「ご無沙汰しておりますが、お元気でしょうか」などという使い方になります。
どれくらいの間その状態だったのかという基準などは存在しないため、使う側はそう思えば用いることができると考えていいでしょう。
ですが、ほんの数日その間が空いただけで使うようなことはしない表現なので、少なくとも1ヶ月程度は連絡をとったり、直接会ったことがないという時に使うものです。
ビジネスシーンでは他社の人間に対して使うことが多く、それまで何度か連絡をとっていたという相手と2、3ヶ月間が空いてしまったといったような場合に使うのに向いています。
「ご無沙汰しておりますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご無沙汰しておりますが」は、語尾の「が」をとった形でもよく用いられています。
その時にはそのように言い切っている使い方になり、「昨年にお会いして以来、ご無沙汰しております」のように用いられます。
口語で直接使う場合だけでなく、メールなどの文章でも用いることができ、どちらの場合でも同様に、それまで長らく連絡をとっていない、会っていないという状態だった場合の冒頭の挨拶表現に使われます。
この後には先のように、「お元気ですか」や「お変わりありませんか」のような文言を続けるのが通例で、それから本題へと入るという具合で、1年、2年といった長い間が空いている時でも問題なく使うことができるものの、更に長い5年以上ともなる場合には、以下で類語として挙げる、この表現を少し変えた形の方が向いています。
「ご無沙汰しておりますが」を使った例文
・『ご無沙汰しておりますが、その間お変わりありませんでしたか』
・『1年以上もご無沙汰しておりますが、お元気でいらっしゃいますか』
「ご無沙汰しておりますが」の類語や言い替え
・『久しくご無沙汰いたしましたが』
連絡や会っていない期間が数年にもなる時には、この表現を使うといいでしょう。
「久しくご無沙汰いたしましたが、変わらずお元気でしょうか」のように、それだけ長い時間が経っているという意味で冒頭の挨拶文に用いられます。
まとめ
「ご無沙汰しておりますが」は、少なくとも1ヶ月以上は連絡をとったり、会っていない相手に対しての挨拶表現になります。
そのような場合の定型表現になるため、ビジネスシーンでも対象になる相手によく使われています。