ここでは「ご覧いただきたいと思っております」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ご覧いただきたいと思っております」とは?
「ご覧いただきたいと思っております」は、何かを見てもらいたいと思っているという意味になります。
「完成しましたので、ご覧いただきたいと思っております」のような使い方になり、この場合、完成したものを見て欲しいと言っています。
見てもらいたいと使える対象は紙面や絵画などから、冊子になっているもの、物理的な大きさのある彫像などだけでなく、何かをしているところまで、「見る」と使える場合であれば構わず、「完成したダンスをご覧いただきたいと思っております」などと用いる例も少なくありません。
「ご覧いただきたいと思っております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ご覧いただきたいと思っております」は堅い使い方になるため、口語で使う時には少し崩して「ご覧いただきたいと思います」とするとそちらに向いた用い方になります。
逆に丁寧にすると「ご覧いただきたいと存じます」のような形になりますが、口語には適さなくなってしまうので注意してください。
カジュアルに使うなら、意味となる「見てもらいたいです」とそのまま用いることができるので、特に丁寧にする必要がない時や、相手によっては砕けた表現になるその方が向いている場合もあります。
「ご覧いただきたいと思っております」を使った例文
・『弊社の自信作ですので、是非ご覧いただきたいと思っております』
・『ご覧いただきたいと思っております』
「ご覧いただきたいと思っております」の類語や言い替え
・『ご高覧いただきたく思います』
この「ご高覧」としても同じ意味になりますが、下から謙った使い方になるので、用いる相手を選ぶ表現です。
よって、ビジネスシーンで他社を相手に使う場合でも、大切な取引先になるような時でもないとあまり用いられることはなく、とても堅い表現になります。
まとめ
「ご覧いただきたいと思っております」は、丁寧に何かを見てもらいたいと伝えるために用います。
「見る」ことができる対象であれば特にそれを選ぶことなく、この形では少し堅いと思った時には「ご覧いただきたいと思います」と使うといいでしょう。