「ご覧いただきながら」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご覧いただきながら」とは? ビジネス用語

ここでは「ご覧いただきながら」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ご覧いただきながら」とは?

「ご覧いただきながら」は、何かを見てもらいながら、という意味になります。

よって、「これから説明を行いますが、お手元の資料をご覧いただきながらお聞きいただければと思います」のような使い方になり、この例のように、それをしてもらいながら同時に何かを行って欲しいといった使い方をするための表現です。

多く見られる使い方は、先のように何かを見ながら話を聞いて欲しい、または発言して欲しいというそれで、必ず何かを「見る」という行為を伴うので、同時に行えることが限られているためです。

この表現自体は口語、文章のどちらでも使うことができますが、その場で口頭にてそうして欲しいと多人数を相手に用いられることが多いです。


「ご覧いただきながら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ご覧いただきながら」は、前述のような何かを見てもらいながら聞いて欲しいといった用い方をすることが多いですが、少し変わった使い方として、「窓の外の素晴らしい紅葉をご覧いただきながら、このままバスは山頂へと進んでいきます」などと観光バスの中でアナウンスされるような場合があります。

この時には、外の景色を見てもらいつつ、バスがどこに向っていると伝えており、同時に行ってもらっている訳ではないものの、それを代わりにバスが行っているという解釈になり、この表現の使い方として間違っていません。

ですが、例外的な用い方とも言えるので、そのような使い方もあるという程度に覚えておけばいいでしょう。


「ご覧いただきながら」を使った例文

・『配布いたしましたプログラムに歌詞が記載されておりますので、そちらをご覧いただきながらご斉唱ください』
・『展示物をご覧いただきながらで構いませんので、館内アナウンスに少し耳を傾けてください』

「ご覧いただきながら」の類語や言い替え

・『ご覧いただきまして』
語尾をこのように変えると、何かを見てもらった後にという意味になります。

「こちらのお見積書をご覧いただきまして、ご判断いただければと思います」のような使い方をする表現で、それを見てから何かをして欲しいといった色々な用い方をすることができます。

まとめ

「ご覧いただきながら」は、何かを見ながらこのようにして欲しいといった使い方になる表現です。

「見る」という行為が必ず含まれるので、それと同時に聞く、または話す(歌う)、もしくは(何かを見ながら行える範囲で)移動するといった要求することになり、その他の使い方は例外的なものになります。

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