この記事では「ご覧いただけますか」について解説をします。
「ご覧いただけますか」とは?意味
見ることができるか尋ねる言葉です。
「ご覧」は「見ること」の尊敬語で、見るという行為をする人を敬っています。
「いただけ」は「もらう」の謙譲語です。
「ます」は敬意を表し、「か」は問いかけの意を表します。
「ご覧いただけますか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手があるものを見ることができるのかを確かめるときに使用をします。
見るという行為をする人を敬う表現をしているので、目上の人やお客さまなどに対して失礼にはなりません。
あまり丁寧でない言い方にすると、「見ることができますか」といったものになります。
プライドが高い人は目下の者から敬意を示してもらえないと不快になるので、言葉遣いに気をつけてください。
たとえば、次のような場面で使用をします。
Aさんの会社で動画を作りました。
この動画をBさんに見てもらいたいと思います。
これはプロジェクターを使って見てもらいます。
Bさんには画面の前に座ってもらいます。
Aさんはプロジェクターの操作をしており、Bさんの位置から動画を見ることができるのかわかりません。
そこで、見ることができているかを確かめるために、このような言葉を伝えます。
「ご覧いただけますか」を使った例文
・『不具合は解消されたのですが、ご覧いただけますか』
「ご覧いただけますか」の返答や返信
見ることができるかを問われているので、見ることができる、できないを答えます。
どちらの場合も返答をしましょう。
返答がないと、見ることができるだろうか、不都合があるのだろうかと、相手を不安にさせてしまいます。
見ることができる場合は、それを見た後に感想など伝えるとよいでしょう。
これを見てくださいと何かを示されて、それを見ることができないときは、相手の気持ちに配慮をしながら断ります。
「申し訳ありませんが」と一言添えると、断られる側への配慮を示すことができます。
まとめ
この言葉は、あるものを見ることができるかと聞き手に尋ねるものです。
敬意を表しており、見る人に対して失礼にはなりません。