この記事では、「ご請求くださいますよう」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご請求くださいますよう」とは?
「ご請求くださいますよう」は、自分達側が支払うべき金額を請求してほしいとつたえる丁寧な表現です。
「ご請求+ください+ますよう」で成り立っている語で、「ご請求」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「請求」は「金銭の支払い、物品の受け渡しなどを求めること」、「ください」は「くれ」の尊敬語、「ます+よう」は「希望の意味を込めて遠回しにする語」、全体で「金銭の支払い求めてくれるよう」になります。
「ご請求くださいますよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご請求くださいますよう」は、こちらが買掛金や費用などとして発生したことを認識していて、まだ相手から請求書が来ていない時に使われます。
企業会計では、相手に支払いの義務が生じても、それを証明する請求書や契約書などがないと勝手に支払うことはできません。
相手にお願いすることですので、「お手数ですが」などのクッション言葉を使うとより丁寧になります。
「ご請求くださいますよう」の正しい文章表現
「ご請求くださいますよう」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『ご請求いただけますよう』
「ください」は相手が主体となる語で、尊敬語ですので文法的には問題ありません。
ただし、元の意味が「くれ」であることから、ビジネスでは相手にお願いする際には「もらう」の謙譲語「いただく」が使われることが多くなります。
「いただけます」は「いただく」の可能形「いただける」の連用形「いただけ」+丁寧語「ます」画付いた語です。
「ご請求くださいますよう」を使った例文
「ご請求くださいますよう」を使った例文は以下の通りです。
・『手数料を含めた金額をご請求くださいますようお願いいたします』
・『交通費が発生した場合は、都度ご請求くださいますようお願いいたします』
・『12月末までに発生した金額をご請求くださいますようお願い申し上げます』
「ご請求くださいますよう」の類語や言い替え
「ご請求くださいますよう」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『ご請求のほど』
・『ご請求いただけますと幸いです』
・『ご請求いただきたく存じます』
まとめ
今回は「ご請求くださいますよう」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。