この記事では「ご足労頂きまして」について解説をします。
「ご足労頂きまして」とは?意味
足を運んでもらって、という意味です。
「ご足労」は「足労」を敬意を表す言い方にしています。
「足労」は足を運ばせることです。
「ご」を他人の行動を表す言葉につけると、その行動をする人へ尊敬の意を示す表現になります。
この場合は、出向いてくれた人に対して敬意を表しています。
「頂き」は「もらう」の謙譲語です。
「まし」は「ます」のことで敬意を表します。
「ご足労頂きまして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、わざわざ出向いてくれたときに用います。
ある場所に行くために、時間や労力を使ってくれています。
他にもやるべきことがある中、そのために時間を作ってくれたことでしょう。
出向いてくれることは、自分にとっての恩恵となっているのです。
そのことへ感謝を伝えるために、この後にお礼の言葉を続けて使います。
わざわざ出向いてもらう場面とは、話し合いをするので自社に来てもらう、講演会などがあるので会場に来てもらうといったときです。
やって来てくれたときにその場でお礼を伝えます。
外に出るにはあまり適していない天候の中、出向いてくれたときには、そのことにも触れるとよいでしょう。
ときには雨が降っていたり、非常に気温が低かったり、高かったりすることもあります。
そのようなときに「お寒い中ご足労頂きまして〜」と伝えると、心がこもった印象になります。
「ご足労頂きまして」を使った例文
・『ご足労頂きまして、ありがとうございます』
「ご足労頂きまして」の返答や返信
訪れたその場で伝えられたときは、あいさつや世間話をすることがあります。
この後に何かを行うはずなので、その事柄について触れることもあります。
雨が降っていたり、寒かったり、暑かったりなど天候に触れているなら、外の様子を伝えるのもよいでしょう。
当たり障りのない話題を出すことが無難です。
ある場所から帰ってからメールをもらったときは、メールをくれたことへお礼を伝えるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、他人に足を運んでもらったときに伝えるものです。
時間と労力を使ってわざわざ足を運んでくれているので、それに対してこのような言葉でお礼を伝えます。