この記事では、「ご送付いただきたく存じます」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご送付いただきたく存じます」とは?
「ご送付いただきたく存じます」は、必要な書類や品物を、送ってほしいと相手にお願いする丁寧な表現です。
「ご送付+いただき+たく+存じます」で成り立っている語で、「ご送付」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「送付」は「送り渡すこと」という意味、「いただき」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形、「たく」は希望の助動詞「たい」の連用形、「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形「存じ」に、丁寧語「ます」が付いた語、全体で「送り渡してもらいたいと思う」の敬語表現になります。
「ご送付いただきたく存じます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご送付いただきたく存じます」は、自分達が必要としている書類や品物で、相手が所有しているものを、送って欲しい時に使われます。
「送付」は基本的に郵送・宅配に使われますが、現在ではメールの添付ファイルの送信にも使われます。
相手にお願いする表現ですので、「お忙しいところ恐れ入りますが」などのクッション言葉も併せて使いましょう。
「ご送付いただきたく存じます」を使った例文
「ご送付いただきたく存じます」を使った例文は以下の通りです。
『身分証明書のコピーをご送付いただきたく存じます』
サービスの申し込みや審査などに、身分証明書が必要であることを表しています。
『見積書をご送付いただきたく存じます』
サービスを検討するために、どれくらいコストがかかるか見積もって欲しいことを表しています。
「ご送付いただきたく存じます」の類語や言い替え
「ご送付いただきたく存じます」の類語や言い替えは以下の通りです。
『ご送付いただければと存じます』
「いただければ」は、「いただく」の可能形「いただける」の仮定形「いただけれ」に、接続助詞「ば」が付いた語です。
『ご送付くださいますようお願いいたします』
「くださいますよう」は、動詞「くれ」の尊敬語「ください」に、丁寧語「ます」、言葉の意味をやらわらげる意味の語「よう」が付いた語です。
『お送りいただけますか』
「送ってもらえるか」の敬語表現です。
シンプルですが、伝わり易い敬語表現です。
まとめ
今回は「ご送付いただきたく存じます」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
