「ご都合のいいほうでお願いします」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「ご都合のいいほうでお願いします」とは? ビジネス用語

ここでは「ご都合のいいほうでお願いします」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「ご都合のいいほうでお願いします」とは?

「ご都合のいいほうでお願いします」は、その相手にとって都合がいいほうで構わないという意味になります。

「○○と△△からお選びいただけますので、ご都合のいいほうでお願いします」と用いた場合、その2つのうち、都合がいいほうを選んでもらいたいと言っており、この時には好みのほうと言い替えることができます。

そのように誰かに好みのほうを選んでもらうために用いる場合、語尾を変えて「ご都合のいいほうをお選びください」とするのが自然なので、そちらで使われることが多いです。

上の例をこちらに置き換えると、「○○と△△のうち、ご都合のいいほうをお選びください」となります。


「ご都合のいいほうでお願いします」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「ご都合のいいほうでお願いします」は、前述のような用い方もできますが、こちらの何かを相手に決めてもらうという使い方をすることが多い表現です。

例えば、その相手との打ち合わせの日を決める際に、先方に○日と△日が空いていると伝えられた時に、「どちらでも構いませんので、そちら様のご都合のいいほうでお願いします」と使うという具合です。

特にビジネスシーンではこのような用い方がよく見られ、口語、文章を問わず使うことができます。

尚、文章の時には「ほう」「方」と漢字にすると締まっているので、通常はそちらで用いるものです。


「ご都合のいいほうでお願いします」を使った例文

・『そちら様の好みにお任せいたします。よって、ご都合のいいほうでお願いします』
・『特に希望はありませんので、そちらのご都合のいいほうでお願いします』

「ご都合のいいほうでお願いします」の類語や言い替え

・『ご都合がいいほうでお願いします』
この「ご都合が」とした形は、相手の好みのものを選んでもらうという最初に紹介した使い方でよく用いられます。

ですが、その時には先の「ご都合のいいほうをお選びください」の方が適しているため、実際にはあまり使われない表現です。

まとめ

「ご都合のいいほうでお願いします」は、相手の都合がいいものを選んでもらうという使い方をする表現です。

いくつかの中から好みのものを、またはこちらはどれでも構わないので、そちら優先で選んでくださいという意味で用いられており、後者の用い方が多く見られます。

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