使い道の分からない表現があると、困ってしまうもの。
「ささやかながら」の正しい使い方を見ていきましょう。
「ささやかながら」とは?
この場合の「ささやか」とは、小さくて地味な物をいいます。
謙遜の気持ちが込められた表現で「立派な物ではありませんが」という解釈ができます。
プレゼントや粗品をお渡しする時に、よく用いられています。
奥ゆかしい雰囲気を演出できるでしょう。
「ささやかながら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
送迎会の席で、お世話になった方に花束やギフトを手渡したいことがあります。
また運営しているショップの5周年記念をお祝いして、ご贔屓にしてもらっているお客様に、ミニギフトを贈呈したいことも。
このような時のセンスある表現が「ささやかながら」にあたります。
気持ちばかりという解釈ができるので、慎ましやかにギフトをお送りできるでしょう。
品のある表現なので、上手く活用していきましょう。
「ささやかながら」を使った例文
・『ささやかながら、心ばかりの贈り物をご用意いたしました』
・『ささやかながら、花束を贈呈いたします』
「ささやかながら」の類語や言い替え
似ている言い方に「つまらないものですが」もあります。
こちらも謙虚な気持ちをあらわす、日本人らしい表現です。
贈り物をお渡しする時の定型句になっていますが、海外の方にはこの言葉の真意が伝わらないことも。
「価値のない物を贈るなんて、どういうこと」と訝しく思われないよう、他の言い回しもピックアップしておくと良いでしょう。
このほか言い替えの表現に「わずかばかりですが」や「日頃の感謝の気持ちを込めて」や「お気に召してくれたらありがたいです」そして「心ばかりの品ですが」があります。
「日頃の感謝の気持ちを込めて、心ばかりの品をご用意させていただきました」と組み合わせて使用できます。
まとめ
「ささやかながら」を解説しました。
明るい雰囲気の言葉を取り入れて、贈り物の達人を目指していきましょう。