相手の方に共感する、優しい文を作りたいことがあります。
「さぞかし大変なことと」の正しい使い方と、似ているフレーズを調べていきましょう。
「さぞかし大変なことと」とは?
この場合の「さぞかし」は、相手の状況を思いやる表現です。
また「大変なことと」は多くのご苦労をあらわしています。
そのため「さぞかし大変なことと」で「私が想像するよりも、きっと多くのご苦労を抱えているのではないでしょうか」と相手の立場に思いをはせる解釈が込められています。
困難なことをされている方を、気遣う文といえるでしょう。
「さぞかし大変なことと」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
丁寧な表現を心得ていると、社会人らしい受け答えができます。
学生生活に線引きできる用語のひとつが「さぞかし大変なことと」にあたります。
「大変だったでしょう」と労う意味があるので、手続きが多い作業をされていた方、あるいは地震後の後片付けに追われていた方など、思わぬ苦労をされた方に向けることができる表現です。
一方で「さぞかし大変なことと」とは、使い方によっては皮肉に聞こえてしまうことも。
意地悪な言い方に捉えられてしまう言葉でもあるので、配慮しておきましょう。
また「さぞかし」は会話文で使うことは少ない言葉。
悪目立ちしないように、カジュアルなやり取りで使うのは控えておきましょう。
「さぞかし大変なことと」を使った例文
・『異業種からの転職は、さぞかし大変なことと推察します』
・『時間と手間のかかる作業ですので、さぞかし大変なことと思います』
「さぞかし大変なことと」の類語や言い替え
似ている表現に「大変なご苦労だったと思います」があります。
つらい体験をされた方の話を、丁寧に受け止めたい時におすすめです。
言い替えに「ご心労お察しいたします」や「お気持ち、痛いほど良く分かります」があります。
まとめ
「さぞかし大変なことと」を解説しました。
気になる表現をひとつずつ学んで、できる社会人を目指していきましょう。