ビジネスで作成する文章の中には、いくつかの事象や例などを並行して記述することが必要になることが多く、その場合に使われるのが「さらに」とか「加えて」というような接続語になります。
この記事では「さらに」の使い方に関して、解説します。
「さらに」とは?
「さらに」とは、この前に来る文章に対して、もっと数がある場合、もっと言いたいことがある場合、もっと甚だしいものがある場合などのケースで使われる言葉で、英語では「moreover」とか「furthermore」に近い意味を持つ接続の言葉です。
したがって、この後ろに来る文章は明確に前の文章と関連がなければなりません。
「さらに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「さらに」自体はぞんざいな言い方ではなく、客観的な印象を受けるので、ビジネスメールや論理的な文章の中で使用することもできます。
ただ、書物の文章中にあって機能する言葉なので、会話の中ではあまり使われることはありません。
会話では、同じような機能を持つ「それに」や「付け加えると」のような表現が使えるでしょう。
「さらに」の正しい敬語表現
「さらに」の敬語表現としては、あまり適切なものはないので、名上の人に対して「さらに」を使うのも間違いではないでしょう。
どうしても敬語らしい敬語を使いたい場合には、若干ニュアンスが変わりますが「いっそう」とか「さらなる」という表現があります。
「さらに」を使った例文
・『この問題が難しいと言うなら、こちらの問題はさらに難しいでしょう』
・『成功のためにはさらにどるよくが必要です』
「さらに」の類語や言い替え
「さらに」の類語としては「もっと」、「いっそう」、「もっと」、「一段と」などがあります。
まとめ
この記事では「さらに」に関して解説してきました。
場合におよっては効果的に使える言葉なので、これを機会にもっと「さらに」を使ってみてはいかがでしょうか。