「すみやかに」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「すみやかに」とは? ビジネス用語

語彙力を鍛えておくと、周囲の同僚に大きな差を付けられます。

「すみやかに」の使い方を見ていきましょう。

「すみやかに」とは?

「すみやかに」「速やかに」と書きます。

できるだけ早く、急ぎで取り掛かるというニュアンスが含まれています。

都合をつけて、多彩な事柄を済ませたい時に用いられています。


「すみやかに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

ビジネスの場面や公文書で見かけるのが「すみやかに」あるいは「速やかに」という表現です。

行政の観点では「すみやかに」とは、2週間以内におこなうことを指します。

ただ一般のビジネスシーンでは「すみやかに」と言われても、いまいちピンとこない方も多いものです。

こちらは「2週間以内に」と思っていても、先方はそう思わずトラブルの原因になることも。

締切や納付日を設けたい時は、具体的な日時を入れてお願いしてみましょう。

また「すみやかに」は指示として用いると高圧的な印象がするため、人によっては不快な印象を受けます。

前向きな他の表現も知っておき、円満な人間関係につなげていきましょう。


「すみやかに」を使った例文

・『すみやかに業務に取り掛かります』
・『可及的速やかに、とりおこないます』

「すみやかに」の類語や言い替え

似ている表現に「可及的速やかに」があります。

会話文であまり使われない「可及的」とは「可能な限り早く」というニュアンスを含んでいます。

不祥事が起き業務改善をおこなう際に用いられる表現で、すみやかに信用の回復をおこなう時に取り入れられています。

このほか言い替えの表現に、漢字の「速やかに」「〇月〇日までに」「遅延なく」「間をおかず」「最短で」が挙げられます。

自分自身の言動に使う時は厳しい表現を用いても差し支えないのですが、指示を出す時はクッション用語を挟んで、丁寧にお願いすることも大切です。

例えば急ぎで納品をお願いしたい際は「大変お手数ですが、最短でご納品いただければ幸いでございます。

ご検討のほど、よろしくお願いいたします」
と用いていきます。

まとめ

「すみやかに」をお伝えいたしました。

適切な表現を取り入れて、ビジネス敬語の達人を目指していきましょう。

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