お誘いがあると、どう返答すべきか悩むものです。
「ぜひ参加させて頂きたく」の正しい使い方を見ていきましょう。
「ぜひ参加させて頂きたく」とは?
冒頭にある「ぜひ」は「是非」とあらわし、強い願いをあらわしています。
強調の意味があるので「ぜひ参加したい」という気持ちを後押ししています。
「させて頂きたく」はへりくだる意味合いがあります。
招待を受けて、明るく出席したい気持ちをあらわしています。
「ぜひ参加させて頂きたく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「頂く」は「ご馳走を頂く」や「おいしい抹茶を頂く」など、食べる飲むの謙譲語としての意味があります。
「させて頂きたく」は通常は「させていただきたく」と平仮名で用いていくので「ぜひ参加させていただきたく」に直して用いていきましょう。
後半には「存じます」を補い「ぜひ参加させていただきたく存じます」と組み立てていきます。
もし上場10周年記念のパーティーなどおめでたい席であれば、これだけだと無機質に思えます。
「おめでとうございます」や「楽しみにしております」と、明るい思いを書き添えておきましょう。
「ぜひ参加させて頂きたく」を使った例文
・『ご招待、ありがとうございます。ぜひ参加させていただきたく存じます』
・『ぜひ参加させていただきたく存じます。楽しみにしております』
「ぜひ参加させて頂きたく」の類語や言い替え
よく似た言い方に「参加させていただきます」も挙げられます。
「ぜひ」と「頂きたく」を省いた形になっていて、分かりやすい文にまとまっています。
「喜んで参加させていただきます」や「ぜひ参加させていただきます」と言葉を補って用いていきましょう。
また言い替えの表現にあたるのが「謹んで参加いたします」あるいは「謹んで参加させていただきます」です。
「謹んで」はビジネスシーンで用いる表現で、相手を高める言い方です。
うやうやしく出席させてもらうという気持ちを含んでいます。
「この度はお招きいただき、ありがとうございます。
〇月〇日の〇〇会、慎んで参加させていただきます」と引用します。
相手の顔を思い浮かべて、明るい言葉になるよう工夫しておきましょう。
まとめ
「ぜひ参加させて頂きたく」をお伝えしました。
新しい表現を取り入れて、言葉の達人を目指していきましょう。