ここでは「そして」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「そして」とは?
「そして」は、この前までの話の流れに沿って、追記になる内容を続けるための表現です。
よって、「そして」と使う前と関連する内容を述べていくもので、「○○は明日です。
そして、あさってには△△が行われます」といったような使い方になります。
この場合、明日行われる○○と関連して、△△はあさってだと言っており、この手の用い方で口語、文章を問わず使われています。
「あの後には残業をした。
そして、その日は早く寝た記憶がある」のように、文と文をうまく繋げるために使われることもあり、この場合には「そして」の前と直接の関係はありませんが、そこからの流れでこのようになった(なるだろう)、といった用い方になります。
「そして」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「そして」は、何かをいくつか紹介する際の接続詞としても使われています。
「選べるのは○○と△△、そして、◇◇の三種類です」のような使い方がそれになり、このような時に無理にこの表現を使う必要はありませんが、この後が最後の1つ(種類)だというアクセントとしての用い方です。
これは、英語からきている使い方だと言われており、そちらでは“○○, △△ and ◇◇”と、最後の1つ前に“and”を付けるのが通例となっています。
映画などのタイトルで、この「そして」から始まるものを見掛けることがありますが、そのような使い方は本来することはなく、あくまでそういったタイトルだからこそだと考えてください。
「そして」を使った例文
・『○○さんは15時にはいらっしゃるそうです。そして、17時までは居られると言っていました』
・『今日は一日中雨でした。そして、明日は雪になるかも知れないという話です』
「そして」の類語や言い替え
・『それから』
こちらも同様の使い方ができる表現ですが、そのままの言い替えには適していない場合もあるので注意が必要です。
例えば、上の例文の最初の方には向いておらず、前の流れでこのようになった(なるだろう)という使い方をする場合に使われています。
まとめ
「そして」は、それまでの話に追記という形で何かを続ける時に使われます。
その前までの内容と関連がある場合、またはそこまでの流れで更に話を続けるという用い方になり、後者の場合には類語として挙げた「それから」もよく使われています。