ここでは「その場合」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「その場合」とは?
「その場合」は、そのような時には、という意味になります。
「期間中に終わらない場合もあるでしょう。
その場合には、それを速やかに報告してください」といったように、そういった時にはこうして欲しい、こうしないといけないといった用い方になる表現で、「その場合にも」と続けて、「1つ2つ足りない時もあると思いますが、その場合にもその状態のまま持ってきてください」などと、そのような時でも特に問題はないという意味になる使い方をすることもできます。
「その場合」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「その場合」は、先のように、そういった時にはどうこうと続けて使う表現です。
何かについていくつかのケースが考えられる時に、「その場合には○○さんに連絡してください。
そして、次の場合には〜」と、その中の1つに対して使うような例も多く、1つのケースを想定して、そのような時には、と用いられます。
「その場合にはどうしたらいいですか」といったような、そういった時にはどうしたらいいかと尋ねる使い方をしてもよく、この時にも、ある1つのケースが対象になります。
「その場合」を使った例文
・『そういったこともあると思いますが、その場合には以下のように対応していただけますか』
・『その場合にも特に問題はありませんので、引き続き作業を進めてください』
「その場合」の類語や言い替え
・『その際』
こちらも「その際には〜」と、そのような際には、という意味で用いられています。
「その場合」とよく似た意味になり、言い替えになることも多いですが、何かの作業を進めていく上でそんな時には、という使い方にはあまり向いておらず、シチュエーションとして、そんな際には、といった用い方に適しており、少しニュアンスが違う表現同士になります。
例えば、「○○さんは来ないかも知れませんが、その際には〜」といったように使われるという具合です。
まとめ
「その場合」は、そのような時にはどうこうと続けて使われます。
あるケースを想定して、そういった時には、という用い方になり、類語として挙げた「その際」としてもよく似た意味になるものの、そちらはシチュエーションとしてそのような際には、と少しニュアンスが違う表現になります。
