この記事では、ビジネスシーンでよく使われる「その節は大変お世話になりました」のフレーズについて、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。
「その節は大変お世話になりました」とは?
「その節は大変お世話になりました」のフレーズにおいて、キーとなる「その節」について、まず説明します。
「節」の読みは「せつ」で、「時間的な経過や区切り」との意味があり、そこから「その節は」は「過去のある時点や出来事」を指す言葉として使わるようになりました。
「あの時は」や「この前は」と、ほぼ同義の意味の言葉です。
したがって、「その節は大変お世話になりました」は「あの時は大変世話になった」との意味の丁寧な表現となります。
「その節は大変お世話になりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「その節は大変お世話になりました」のフレースは、少し前の出来事や、そのタイミングに対して使うことが出来るもので、少し時間が経過し過ぎて、相手の方が「その際は」といっても、すぐに思い出せないような出来事やタイミングに関連することでは使うべきではありません。
また、このフレーズは、丁寧な表現であり、目上の方に使っても問題はありません。
ここで使われている「その節は」の言葉の後には、「ありがとうございました」や「申し訳ございませんでした」等、感謝の言葉や謝罪の言葉を続けてよく使われます。
ここでは後ろに「大変お世話になりました」と続けられていますが、これも「お世話になったこと」に対する感謝の気持ちが込められた表現と言えます。
「その節は大変お世話になりました」を使った例文
・『研修の時にご一緒させていただきました大阪支社営業部の〇〇です。その節は大変お世話になりました』
・『その節は大変お世話になりました。お蔭さまでプロジェクトを成功裏に終えることが出来ました。改めて感謝申し上げます』
・『その節は大変お世話になりました。また、いつか一緒にお仕事が出来る機会を楽しみにしております』
「その節は大変お世話になりました」の類語や言い換え
「その節は」の類語としては、先に記した「あの時は」や「この前は」の他、「その際は」や「その折は」等が挙げられます。
したがって、「その節は大変お世話になりました」は「あの時は大変お世話になりました」や「この前は大変お世話になりました」や「その際は大変お世話になりました」や「その折は大変お世話になりました」等と言い換えることが出来ます。
まとめ
「その節は大変お世話になりました」は「あの時は大変世話になった」との意味の丁寧な表現となります。
敬意はそれほど高くはありませんが、目上の人にも使える敬語表現です。