「そんな中」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「そんな中」とは? ビジネス用語

ビジネスでは厳しい状況や大変な状況などに置かれることもよくあります。

そのような場合によく使われるフレーズに「そんな中」というものがあり、今回はこのフレーズについて解説いたします。

「そんな中」とは?

「そんな中」「そんな」とは、このフレーズが使われる前に既出の「ある状況や特定の事情」を指し、「中」で、そのような状況に「置かれている」ことや、そのような事情に「影響を受けている」ことを意味しています。

基本的に、好ましくない状況や苦しい事情を指す傾向が強く、「そのような大変な状態にあるのに」という意味合いで使用されます。


「そんな中」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

ビジネスでこのフレーズが使用される場合も、「大変な状態なのに」という意味合いで使われ、その後の内容を強調する効果があります。

例えば、「昨今の不況は極めて深刻ですが、そんな中でも売上目標を達成することができたのは営業部員のおかげです」と言った形です。

他にも「台風の接近で大変な豪雨となってしまいましたが、そんな中でもお出でいただき、感謝申し上げます」のような使用例もあり得るでしょう。


「そんな中」を使った例文

それでは、他に考えられる事例を挙げてみましょう。

・『大変お忙しい日々を過ごしていると聞いておりましたが、そんな中でわざわざご出席いただき誠にありがとうございました』
・『開発スケジュールに余裕のない状況でしたが、そんな中でも素晴らしい製品ができあがったことは称賛に値します』

「そんな中」の言いかえ表現

「マイナス要素のある状況に置かれたり、マイナス要素のある事情の影響を受けていて、そのような状態でありながら」ということを意味するフレーズですので、その意味合いを出せる表現であれば言いかえとして成立します。

例えば、「大変な状況下でありながら」「大変な状況にもかかわらず」、もしくは「深刻な影響を受けているのに」などという表現が、言いかえの候補として挙げられるでしょう。

まとめ

「そんな中」とは、「マイナス要素のある状況や影響下に置かれているにもかかわらず」という意味合いのあるフレーズで、その後にはそれに反して肯定的な内容の表現が続くことになります。

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