「たたき台」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「たたき台」とは?
漢字では「敲き台」と表記される「たたき台」とは、ビジネス上で使われる会話やメールなどにおいて「原案」または「骨組み」などという意味合いで使われている言葉です。
取引や商売などを行っていく上では、数多くの関係者や協力者などと支え合ながら仕事や職務などに取り組んでいきますが、それらの流れで企画案の元になる土台や、お見積りなどの概要や素案などを示したい場合などに使用されています。
また、同音異義語である「叩き台」という語句と混同しないようにする必要がある文言でもあります。
「たたき台」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「たたき台」とは、「商談や打ち合わせの際に提示する予定である案の元になるざっくりとしたアイデア」ないし「顧客に提出する前の見積もり案」などという意味合いで用いられている文言です。
ビジネス上で得意先や取引相手などと業務における話し合いなどを行う際には、一旦社内で「たたき台」となる簡単な案やベースとなる発想の内容などについてまとめた上で、そこからさまざまな想定を踏まえて数値を修正したり、手直しをしていく流れが一般的なビジネスマナーとして知られています。
「たたき台」を使った例文
・『取引先に提出する予定の企画案におけるたたき台が完成いたしましたので、内容についてご査収お願いいたします』
・『顧客へ提示することになっておりますお見積書のたたき台の内容をご精査いただきたいのですが、可能でしょうか』
「たたき台」の類語や言い替え
・『商談の際の元になる原案』
・『手直しする前の最初の原稿』
・『話し合いの元になるドラフト版』
まとめ
「たたき台」とは、ビジネスシーンにおいて「話を進めるために必要となる文書や書面などのオリジナル原本」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて上手に使いこなしましょう。