この記事では、「できるだけ」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「できるだけ」とは?
「できるだけ」とは、「自分の能力でできる範囲の上限で」という意味です。
完全でないのは仕方ないけれども、力を尽くすことを表します。
漢字で「出来るだけ」と書き、「出来る」は「それをする能力や可能性がある」という意味、「だけ」は分量・程度・限度を表す副助詞、「できるだけ」で「それをする能力や可能性の限度」になります。
「できるだけ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「できるだけ」は、ものごとを早く仕上げる時や、最も高い程度に仕上げる時、最大限に効果を発揮させたい時などに使われます。
敬語ではありませので、前後の言葉で補う必要があります。
目上の人や社外の人には「出来る」を使うと上から目線になりますので、言い換える様にしましょう。
「できるだけ」の正しい敬語表現
「できるだけ」の正しい敬語表現は以下の通りです。
『可能な限り』
「可能」は「あるものごとができる見込みがあること」という意味、「限り」は「そのことの限度いっぱい」という意味です。
「できるだけ」を使った例文
「できるだけ」を使った例文は以下の通りです。
『できるだけ多くの情報を集めましょう』
資料を作成する時や、ものごとを検討する時に、最大限の情報を集めて参照した上で、最も適切な結果にすることを表しています。
『できるだけ早く仕上げていただけると助かります』
相手に依頼している仕事の納期を、できる範囲の上限で早めて欲しいことを表しています。
「できるだけ」の類語や言い替え
「できるだけ」の類語や言い替えは以下の通りです。
『できる限り』
「限り」を使うことで、より力を尽くして欲しい気持ちが伝わります。
『極力』
「極力(きょくりょく)」は「力の限りを尽くす様子」という意味です。
『成る丈』
「成る丈(なるたけ)」は「なるべく」という意味で、「できるだけ」よりもやや緩いニュアンスがあります。
まとめ
今回は「できるだけ」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。