相手との会話を進める中では、「ではないでしょうか」と語尾に付ける場面は時々あります。
意見を述べる時にも使われがちなこの言葉の、正しい使い方や言い換えとは何かについて、考えてみることにしましょう。
「ではないでしょうか」とは?
物事について自身の意見を述べる場面で、根拠が見つからない時、答えを断定せずに思ったことを伝えるために用いる言葉です。
「ではないでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
どんなに考えてみても、答えや根拠が見つからない場合があります。
そんな時に自分としての主観的な意見を述べるに当たって、「ではないでしょうか」と言う事があります。
これは本来の形である「ではないか」を丁寧に言った表現であり、敬語の中で用いることに支障ありません。
ただ真実ではなくて主観的に想像した回答であって、真実とイコールとはならないことに注意が必要です。
「ではないでしょうか」を使った例文
・『これからの世界は、とんでもない方に向かうのではないでしょうか』
・『狂った世界でも安心して暮らせる環境が、必要なのではないでしょうか』
「ではないでしょうか」の類語や言い替え
「ではないですか」は、「でしょうか」と言うより幾分ぶっきらぼうな印象になる丁寧語です。
「ではありませんか」は、自分の思考することを相手に強く主張する時に用いられます。
「ではないかと思います」は、あるの尊敬語「います」を用いて、自分がそう思っていることを相手に伝える丁寧な言い方になります。
「じゃないですか」は、ではないですかのスラングで全く同じ意味になる表現ですが、砕けた形なので敬語としては相応しくなかも知れません。
まとめ
自分の主観的な意見を断定せずに伝えるものが、「ではないでしょうか」なのでした。
主観的な想像の答えであり、真実を言っているわけではないことには注意を払う必要があります。
言い換えとしては「ではありませんか」「じゃないですか」などを使っていくのが適切です。