「という点において」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「という点において」とは?
「という点において」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「○○に関して言えば」もしくは「◎◎を基準に考えてみると」などという意味合いで使われている言い回しです。
元々は異なる会社や組織などと一緒に取引や商売などを執り行っていく過程で、関係者や担当者などに向けて、あることについてはひとつの点においてその特徴や方向性などを示している旨に言及することができる表現です。
「という点において」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「という点において」とは、「○○に関して言わせてもらうと」または「ひとつの側面からわかることは」などという意味合いで使われている表現です。
長期間に渡るビジネスに取り組んでいく際には、業務管理者や事業責任者などが中心に立ってことを進めていきますが、それらのやり取りの中で「ある事象が別の何かを物語っている」などというニュアンスで用いられており、併せてその時点で言えることや感じ取っている事柄などについても明示しておかなければなりません。
「という点において」を使った例文
・『本プロジェクトはこれまであまりみたことがない斬新な内容であるという点においては、他の事業とは一線を画している状況であると言えます』
・『新しく御社を担当させていただく予定の営業担当者は、気真面目さという点においては完璧とも言えますが、逆にそのことが仇(あだ)となる場合もないとは言えません』
「という点において」の類語や言い替え
・『○○に関して言えば』
・『◎◎に注目してみてみると』
・『もっているひとつの側面が』
まとめ
「という点において」とは、ビジネスメールや敬語での会話シーンなどにおいて「ある部分においては長所と言えなくもないですが」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつなく使いこなしましょう。
