正しい使い方なのか、迷ってしまう表現もあるものです。
「ところによりますと」の正しい使い方と類似表現を調べていきましょう。
敬語のスキルを磨いてください。
「ところによりますと」とは?
この場合の「ところ」は「所」を示しています。
地域や場所をあらわす表現です。
また「よりますと」は「よると」と同じようなニュアンスがあります。
関係する事柄を述べる時に使われています。
そのため「ところによりますと」で「地域によっては」や「場所によっては」と解釈できます。
一方で「聞く」などの言葉が加わると「聞くところによりますと」となり「聞いたところ」と訳せます。
前後の言葉によって、意味合いが変わるので意識しておきましょう。
「ところによりますと」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
使い方が難しいのが「ところによりますと」にあたります。
天気予報の解説ではエリアごとの、細かい天気予報をお伝えする場面で使われています。
また「聞くところによりますと」となると、小耳に入れた噂やゴシップをあらわしています。
真偽のほどは定かでなくても、聞いている情報をお伝えする時に使われています。
また「ところによりますと」は、日常会話では少々堅苦しい言い方です。
他の言い回しも覚えておきましょう。
「ところによりますと」を使った例文
・『ところによりますと山間部では、明日は雨が降るでしょう』
・『聞くところによりますと、買収の噂も出ています』
「ところによりますと」の類語や言い替え
似ている表現に「ところにより」があります。
「所により」とあらわせ、局地的な天気について語る時に使われています。
「ところにより雨が降ります」と用います。
言い替えに「お聞きしたのですが」や「場所によりましては」や「エリアによっては」があります。
まとめ
「ところによりますと」を解説しました。
色々な表現を覚えておくと、シーンに合う適切な表現をつくれます。
ビジネス敬語の知識を増やしていきましょう。