「どなたになりますでしょうか」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「どなたになりますでしょうか」とは?
「どなたになりますでしょうか」とは、ビジネストークや敬語での文章などにおいて「どちらさまでございますでしょうか」または「どのようなご関係でございますか」などという意味合いで使われている言い回しです。
元々は別の会社や団体などと共に長期的な取引や共同事業などに取り組んでいく際には、数多くの関係者や担当者などと支え合いながら進めていきますが、それらのやり取りの過程で今まで顔を合わせたことのない新しいプロジェクトメンバーや仕事仲間などと接する機会があった場合などに使用されています。
「どなたになりますでしょうか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「どなたになりますでしょうか」とは、「どなたか共通のお知り合いなどはおりますでしょうか」ないし「どちらさまのおつながりの方でございますでしょうか」などという意味合いで用いられている言い回しです。
口頭だけではなくメールなどにおける文章でも使うことができる言い回しで、相手の素性やこちらとの関係性が不明な場合などに使用されており、漢字では「何方」と表記される「どなた」という語は、「誰」を丁寧に表現する語句として知られています。
「どなたになりますでしょうか」を使った例文
・『大変恐れ入りますが、あちらにございます特別席に座っておられる方はどなたになりますでしょうか』
・『今後、弊社を専属してご担当いただける営業スタッフはどなたになりますでしょうか』
「どなたになりますでしょうか」の類語や言い替え
・『どなたさまでございますでしょうか』
・『誰からのご仲介によるものかご教示いただけますでしょうか』
・『恐縮ではございますが社名をお伺いすることはできますでしょうか』
まとめ
「どなたになりますでしょうか」とは、ビジネストークや敬語での会話などにおいて「お手数ではございますが会社名と所属先についてお伺いできますでしょうか」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じて要所で使いこなしましょう。