ここでは「なんですが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「なんですが」とは?
「なんですが」は、主として何かはそうだが、という使い方をする表現です。
例えば、「○○は手に入りそうなんですが、△△についてはその目処が立っていません」と用いると、○○は手に入りそうだが、△△はそうできるか全くの不明だと言っており、「いつもはそうなんですが、今日は少しだけ違います」などと、普段はそうだが、ちょっと事情が違うといった使い方もよく見聞きします。
尚、この「なんですが」は口語向けの形になり、文章で用いる場合には「なのですが」とするのが通例です。
「なんですが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「なんですが」は、先のような使い方をする場合、「なのですが」が正しい表記となります。
それを口語で発音しやすくしたものが「なんですが」になるという関係で、「なんですが」でも特に間違いとはしないことがほとんどです。
そして、もう1つの解釈として、おかしいですが、という意味でも使うことができる表現で、「自分で言うのもなんですが〜」といったように用いた場合にそちらの意味になり、この場合には、自分で言うのもおかしいのだが、という使い方をしています。
「なんですが」を使った例文
・『そちらは1,000円なんですが、これは少し高くて1,500円になります』
・『こんなことを言うのもなんですが、実はあまり好きではありませんでした』
「なんですが」の類語や言い替え
・『ではありますが』
文章で用いる場合には「なのですが」とするのが一般的ですが、それを丁寧にした形になり、「当日は○○には行けそうではありますが、△△までは難しいかも知れません」などとそのまま置き換えることができます。
ですが、何かはそうだが、という解釈で「なんですが」や「なのですが」と用いる場合の言い替え表現なので、おかしいですが、の方に使うことはできません。
まとめ
「なんですが」は、何かはそうなのだが、という使い方と、おかしいですが、といった意味になる用い方をすることができます。
前者の場合には文章では「なのですが」と使うのが正しく、丁寧にして類語として挙げた「ではありますが」と言い替えて用いることもできます。