この記事では「について存じております」について解説をします。
「について存じております」とは?
それに関して気付いている、認識している、という意味です。
「について」は、ある事柄に関して、どこからどこまでであるか限定するさまを表します。
「存じ」は「知る」「承知する」の意の謙譲語です。
「ております」は「ている」の丁寧な表現です。
「について存じております」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手が何かをいって、それを自分が知っている場合に用います。
このように伝えると、その話題についての話をしやすくなります。
たとえば、A製品について知っていますかと尋ねられたとします。
自分はその製品を知っています。
その場合、自分はA製品についての情報を知っているので、相手側にいろいろ情報提供できます。
相手も自分もわかっているならば、同じ知識を持っているので、話を進めやすくなります。
これが、A製品について自分が知らない場合だと、それについて説明をしてもらわなければなりません。
説明をするという手間がかかるのです。
しかし、わかっていないなら、このように伝えなくて問題ありません。
わかっていないようならば、その事柄についての説明を求めるとよいでしょう。
「について存じております」はどんな文章になる
・『昨日の○○について存じております』
「について存じております」の返答や返信
自分はそれをわかっていて、その事柄についてあなたはどうですかと尋ねたとします。
それに対してこの言葉が返ってきたなら、話を進めやすいでしょう。
その事柄についてを話し合うことになるはずです。
自分には認識はないけれど、あなたはどうですかと尋ねたとします。
そしてこの言葉が返ってきたなら、その事柄について尋ねてみるとよいでしょう。
あれこれと知識を述べてくれるはずです。
まとめ
この言葉は、ある事柄について自分が情報を把握しているという意味で用いるものです。
知っているかと尋ねられたときに主に使われます。
自分がその事柄を知っていれば話を進めやすくなり、相手が知らないなら教えることができます。