何かが成し遂げられた状況を言い表す時には、「に先駆け」という表現が使われます。
宣伝にも使われる表現ですが、その意味や使い方などについて、確かめてみましょう。
「に先駆け」とは?
ある人や物事の行動や状況などが、他よりも早い段階で成し遂げられていることを意味する表現です。
「に先駆け」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
世界で最初にこれまでになかった全く斬新な商品が発売されたり、ある人が業界で初めて何かを成し遂げたなどの出来事があります。
そんなふうにある領域で初めて成し遂げられたり、未来に成し遂げられるであろう事柄について、「に先駆け」で言い表すことが可能です。
これはポジティブな物事に使われるほうが多く、これにより素晴らしいことや名誉であることを伝えたり、宣伝する効果があります。
文章や言葉に用いる場合は、「世界に」「業界に」などのように、何に対しての先駆けた状況なのかを併せることが必要です。
そして「開発された商品」のように、先駆けて何が起こったのかを示すことができるでしょう。
これは実際に先駆けとなっていることを、確かめて使うことが大切です。
「に先駆け」を使った例文
・『世界に先駆けて、新たな素材を使った商品が開発されました』
・『多くの挑戦者に先駆け、完全制覇という偉業を成し遂げました』
「に先駆け」の類語や言い替え
「に先駆けまして」は、他より早くの段階で成し遂げられたことを、丁寧に述べる表現です。
「よりも先に」は、他よりも早い段階を表します。
「に先んじて」としても、他よりも早くに行動が起こったことです。
「に先立って」は、他よりも先のポジションに立っていたことを意味します。
「真っ先に」は、他に比べても最も早かったことの表現です。
「いち早く」としても、ほかより最も先んじたことを表しています。
「先駆的」は、他よりも先に物事を成し遂げたことです。
「草分け」は、ある物事を初めて行ったことを表します。
まとめ
他より早くに何かが成し遂げたことを表すのが、「に先駆け」との表現なのでした。
具体的にどんな領域で、何を成し遂げたかをはっきりさせることが重要です。
業務上で何か先駆的な物事を紹介する時には、この表現を使ってみるのが良いでしょう。