「ひと筆申し上げます」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「ひと筆申し上げます」とは?
「ひと筆申し上げます」とは、ビジネスメール、ないし手紙や文書などにおける冒頭に使われる定型的なフレーズとして用いられている言い回しです。
取引相手や得意先、または自らの上役など向けて使われる文言ですが、主に女性が使用する表現として用いられており、反対に男性が使うフレーズとしては同様のニュアンスで「一筆啓上(いっぴつけいじょう)」などという四字熟語が用いられていますので、使う人の性別に注意が必要になる表現です。
「ひと筆申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ひと筆申し上げます」とは、「以下に文章を述べさせていただきます」ないし「お手数をおかけいたしますが以下内容についてお読みいただければと存じます」などという意味合いで使われている表現です。
主にビジネス文書やメールなどでの冒頭に記す文言として用いられており、前述のとおり一般的には女性のみが使用できるフレーズですが、記載した内容の文末には、「ごめんくださいませ」というニュアンスを含む「かしこ」という語を伴わせる必要が出てきます。
「ひと筆申し上げます」を使った例文
・『以下のとおりひと筆申し上げますので、内容をお確かめいただければと存じます』
・『ひと筆申し上げますが、もしも不明点などがございましたらご遠慮なくお尋ねいただけますようお願い申し上げます』
「ひと筆申し上げます」の類語や言い替え
・『僭越ながら申し上げます』
・『拝啓(文末の「敬具」とセットにして)』
・『恐れ多くもお知らせいたします』
まとめ
「ひと筆申し上げます」とは、ビジネスメールや敬語での文章などにおいて「以下のとおりお伝え申し上げます」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じてうまく使いこなしましょう。