ビジネスにおいては、同僚とは職場だけの関係だけでなく、プラベートな場面でも親交を深める必要があります。
そんな時によく使われるフレーズが、「また飲み会がありましたら」という表現です。
それほど難しい表現ではありませんが、意味や使い方について解説いたします。
「また飲み会がありましたら」とは?
また、ですから「再び」の意味で、以前にも「あった」ことがわかります。
「飲み会」とは、概ねプライベートな形での飲食を伴う会合を意味しています。
ただ、カジュアルな形ではあるものの、ビジネスの話を伴う場合もあり、完全にプライベートなものとは限りません。
いずれにせよ、ビジネス上で「飲み会」という言葉を用いる場合には、いわゆる「飲みニケーション」目的の「飲食をともなう私的な会合ではあるが、メンバーは職場の同僚や取引先の知り合い」というパターンと考えるべきです。
一方で、純粋なビジネス上の飲食を伴う会合であれば、「接待」や「懇親会」などと表現されるはずです。
場合によっては、「歓迎会」や「新年会」あるいは「忘年会」などもこのカテゴリーに分類されるかもしれません。
とにかく、全体としては、「飲み会がまたあった場合に」という意味になります。
「また飲み会がありましたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
通例、「また飲み会がありましたら」と来れば、「お誘いください」などと、「参加を希望する」意味の表現が続くことになります。
仮に嫌な飲み会であったとしても、「参加を楽しみにしている」という意図を表すのが礼儀です。
プライベートな要素が強いとは言え、相手は職場の同僚や取引先の知り合いである以上、一定の社交辞令的な表現になることは常に念頭に置きましょう。
相手が目上の人の場合でも、プライベートな要素が強いケースですから、それほど強い敬語表現を続ける必要はありません。
ただし、あまりくだけた表現にならないように注意はすべきです。
「また飲み会がありましたら」を使った例文
それでは、実際にどんな形で使われるのか実例を挙げてみましょう。
・『先日は楽しいお酒をいただくことができました。また飲み会がありましたら、是非お誘いください』
・『お酒や料理の美味しいお店に連れて行っていただきありがとうございました。また飲み会がありましたら、誘っていただけると幸いです』
・『○○さんのおかげで楽しい時間を過ごすことができました。また飲み会がありましたら、必ず参加させていただきたいと思います』
「また飲み会がありましたら」の類語を使った言いかえ
元々が改まった表現ではないので、言いかえはあまり決まりきった表現や強い敬語表現の必要はありません。
「また飲みに行く機会があれば」や「また飲みに連れて行ってもらえるなら」などで言いかえできます。
「飲み会」を具体的に「コンパ」などの言葉で言いかえることも可能でしょう。
いずれにせよ、相手や状況に応じて柔軟に表現すれば良いのです。
まとめ
「また飲み会がありましたら」は、再び飲み会があった場合に、社交辞令として参加の意図を示すための前提となる表現です。
プライベートな要素の強い「飲み会」に関するフレーズのため、敬語表現は緩くても構いませんが、上司や取引先相手に失礼のない範囲に収めましょう。