「もしよろしければ」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「もしよろしければ」とは?
このフレーズの「もし」は、現時点で起こっていないことでも、もしも起こった場合はと考えることを意味します。
「よろしい」は「よい」の丁寧な表現で、許容範囲内であるさまを表わし、丁寧語のため敬語表現となります。
別の言い方をするならば「許可できる」「差し支えない」といった意です。
「ば」は順接の仮定条件「〜ならば」を表わします。
よって、このフレーズは許容範囲内であるさまを表わしていることから、一定の基準を超えた質の高いものであると思うのならばどうぞと勧める場合や、いただきますと言って貰う場合に使われます。
なお、一定の基準を満たしていれば、取り敢えず満足できる程度のものであるならの意で使う場合もあります。
「もしよろしければ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは、相手にお願いする時や相手の都合を聞く時、相手に善意で勧める時などにクッション言葉として使用します。
相手に何かお願いする場合の例は以下の通りです。
人に何かお願いごとを頼むのは気を使います。
相手との関係で相手が断りづらい立場の時は気が進まないこともあります。
相手が忙しそうなときは尚更です。
そのような場合は、この言いまわしを付け加えるだけで、相手も本当に無理なら断りやすくなります。
相手の都合を聞く場合の例は次の通りです。
相手に都合を聞くのは一つには人を誘うときに言外に聞く場合に用いられます。
あくまでも都合がよければという相手に対する配慮をした誘い方することで誘い易くできます。
さらに善意で相手に勧める場合の例です。
たとえ善意から勧めたとしても「してください」では命令調に聞こえ、押しつけがましくなります。
こういう場合はこのフレーズを付け加えるだけで、クッション言葉して大いに役立ちます。
「もしよろしければ」を使った例文
・『もしよろしければ、手伝っていただけませんか』
・『もしよろしければ、今週末一緒に映画を観に行きませんか』
・『もしよろしければ、召し上がってください』
「もしよろしければ」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『もし差し支えなければ、アンケートにお答えいただけませんか』
・『もし可能であれば、ご一緒いただけませんか』
・『もし不都合でなければ、お名前を教えてください』
・『もし問題なければ、この案で決定したいと思います』
まとめ
この言いまわしは、相手に何かをお願いする時や相手の都合を聞く時、相手に善意で勧める時などで用います。
クッション言葉として使用され、相手を気遣う意味合いを持っています。
