ここでは「もし不都合がございましたら」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「もし不都合がございましたら」とは?
「もし不都合がございましたら」は、もし都合が悪い点などがあった時には、という意味になります。
「次の会議は来週の火曜日にしたいと考えておりますが、もし不都合がございましたらお知らせください」のような使い方になり、主にこちらからの提案や、これから行おうとしていることなどに対して都合が悪ければ、と用いるための表現です。
そのような内容を丁寧に伝えるために使われるため、ビジネスで他社を相手に用いることが多く、この表現自体は誰を相手に使っても失礼になることはありません。
口語でも使われていますが、文章で用いられることが多い表現です。
「もし不都合がございましたら」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「もし不都合がございましたら」の「不都合」の内容は、先のようなその日に都合がつかないというものが多いですが、ビジネス上の問題などでも構わず、例えば、「来週のプレゼンで貴社のシステムを使う予定ですが、もし不都合がございましたらその旨お知らせいただけますと幸いです」といったような使い方がそれにあたります。
この場合、その会社のシステムを使うことで、そちらに何らかの不都合があっては困ると考えて、このように伝えています。
それほどないケースかも知れませんが、競合他社との関係などから、このような「不都合」が生じることもビジネスシーンではままあることで、そういった使い方にも向いている表現です。
「もし不都合がございましたら」を使った例文
・『次回は○日にしたいと思いますが、もし不都合がございましたら早めにおっしゃっていただけると助かります』
・『弊社のホームページに貴社へのリンクを貼りたいと考えておりますが、もし不都合がございましたらお知らせいただけますと幸いです』
「もし不都合がございましたら」の類語や言い替え
・『もしご都合が合いませんでしたら』
特定の日時に都合が悪い場合には、という使い方をする場合、このように言い替えても構いません。
逆に、そのような時にのみ使える表現となっており、それ以外の不都合に対して用いるには適していないので注意してください。
まとめ
「もし不都合がございましたら」は、このように使う相手に都合が悪いことになる場合には、という意味で用いられます。
主に日時やタイミングがその時には、と使われていますが、それ以外の理由でも、それが「不都合」と表現できれば問題なく用いることができます。