ここでは「ゆっくり体をお休めくださ」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ゆっくり体をお休めくださ」とは?
「ゆっくり体をお休めくださ」は、この後に「い」と続けて、「ゆっくり体をお休めください」と用います。
この形で、大きな仕事を終えた相手やそれほど重くない病気や怪我を患っている人、または少し体調を崩して職場を休んでいる人などに使われる労りの表現になります。
相手がそのような状態なことを気に掛けて用いることになりますが、それが上司や目上の人であっても問題なく、「体調を崩されているとお聞きし、心配しております。
こちらは問題ありませんので、ゆっくり体をお休めください」のような使い方になります。
口語で用いる表現ではないので、文章で使われていますが、「体」の部分は「身体」とした方が見栄えがいいため、そちらにして使っていることが多いです。
以下、正しい最後に「い」をつけた形に統一します。
「ゆっくり体をお休めください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ゆっくり体をお休めください」は、少し休養をとってくださいと言っているのと同じです。
よって、ビジネスシーンで使う場合には、その相手は少なくともしばらくは現場には出てこられない状態だと解釈できます。
そのため、どのようにこの表現を使って伝えるかが難しいところです。
それは、ビジネス用のメールアドレスに送ると、相手が復帰してからでないと見ることがないので、気持ちこそ伝わるものの、「体をお安めください」という表現が意味を成さなくなってしまいます。
携帯電話のメールアドレスを知っていたとしても、その相手との関係性にもよりますが、休んでいる相手に対してわざわざ個人的にそのようなものを送るのも難なので、無理に使うべき表現でもありません。
「ゆっくり体をお休めください」を使った例文
・『追突事故に遭われたと聞きまして、驚いています。まずはゆっくり体をお休めください』
・『お風邪を召されたと伺い、心配しています。ゆっくり体をお休めください』
「ゆっくり体をお休めください」の類語や言い替え
・『ゆっくりとご静養ください』
こちらの表現にしても意味は一緒で、少し堅い使い方になります。
相手によってはこちらの方が向いていますが、「ゆっくり体をお休めください」のままでも失礼になることはないため、無理にこのように言い替えることもありません。
まとめ
「ゆっくり体をお休めください」は、そこまで重い症状ではない病気や怪我、または体調を崩しているような相手に対しての労りの表現です。
文章で使うだけに、そのような状態の相手に伝える手段が難しいので、無理をしてまで用いることはありません。