この記事では「よろしければご覧ください」について解説をします。
「よろしければご覧ください」とは?意味
差し支えなければ見てください、という意味です。
「よろし」は「よろしい」のことで、許容できる範囲であるさまを表す言葉です。
差し支えない、支障ないという意味があります。
「ば」は、実現していない事柄を実現したと仮定していう意を表します。
「体調がよければでかける」のような使い方をするものです。
「ご覧」は「見ること」の尊敬語です。
「ください」は、相手にある行動をするように求める意を表します。
「よろしければご覧ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを見て欲しいときに用います。
見るようにと強制しているのではなく、見ても見なくてもよいという意味合いです。
「よろしければ」には、差し支えないようならばという意味があります。
つまり、相手がそうしたければ見ればよく、そうしたくないのなら見なくてもよいのです。
たとえば、AさんがBさんに商品の説明をしたとします。
口で伝えた事柄で十分に商品の魅力は伝わっていると思われますが、パンフレットがあるのでそれを渡しておくことにしました。
パンフレットには、Aさんが口で伝えたことと同じような事柄が書かれています。
一応渡しているのであり、そのパンフレットは読んでも読まなくてもよいです。
このような場面でこの言葉を用います。
「見る」には、視覚にとらえる、読んで知るという意味があります。
そのため、この言葉は目で何かを見ることだけでなく、読むという行為をしてもらいたいときにも用いることができます。
「よろしければご覧ください」を使った例文
・『お時間があるようでしたら、よろしければご覧ください』
「よろしければご覧ください」の返答や返信例
見るようにすすめているので、そのものを見ることができるなら見るとよいでしょう。
絶対に見なければならないものではないので、見なくてもよいです。
時間がない、興味がないといったこともあるはずです。
そういったときは無理をする必要はありません。
しかし、見た感想を相手から求められることがあります。
もしも感想を求められそうならば、そのものを見ておいた方がよいかもしれません。
短いものであれば、すぐに見終わるはずです。
映画のような長いものは、時間を作ってこまめに見るとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、聞き手に何かを見てもらいたいときに用いるものです。
絶対にそうしなさいという意味ではなく、差し支えないならそうして欲しいという意味合いです。
見てもよいし、見なくてもよい事柄の場合に用います。