特別に何かの物事を取り上げる場合には、「をおいてほかにない」が使われます。
これは高評価をする際にも使う表現ですが、意味が分かりづらいところもあるようです。
その用法まで含め、確かめてみましょう。
「をおいてほかにない」とは?
ある物事や人が抜きん出ているので、比べられるような存在が他には無いことを表します。
「おいて(於いて)」は場所、時間、事柄などを表すための言葉です。
「をおいてほかにない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
世の中のもっとも優れた存在を取り上げたり、自分が一番好ましいと思うことを表現することがあります。
そのような時に「をおいてほかにない」を用いるのが適切です。
これによりその物事や人が素晴らしく、自分として評価が高いことを伝えることができます。
会話やメールなどに使う場合は「飲み会といえば居酒屋」などのように、何を高く評価しているかをはっきり述べる必要があります。
この際の表現方法としては、「◯◯といえば◯◯」や、「◯◯するなら◯◯」という形を使うのが適しているでしょう。
これはポジティブな事柄に使える反面で、ネガティブな物事にも使うことは可能です。
注意点は「おいて」にあります。
これは漢字を用いれば「於いて」になりますが、「置いて」と間違いやすいので気を付けてください。
「をおいてほかにない」を使った例文
・『近くで飲み会をするなら、駅前の居酒屋をおいてほかにない』
・『ストレスのない通勤といえば、自転車移動をおいてほかにない』
「をおいてほかにない」の類語や言い替え
「をおいて他にありません」は、何かと比べられるような存在が、それ以外にはないことを、丁寧にした表現です。
「以外にはない」は、その他には存在しないことを表します。
「の他にはない」の場合も、他には存在しないことの表現です。
「の他に相応しいものはない」は、ある物事の他には、都合が良い物事がないことを表します。
「だけだ」は、ある物事だけが当てはまるとの意味です。
まとめ
他に比べられるものがないことを言い表せるのが、「をおいてほかにない」という表現なのでした。
これは「といえば」などと組み合わせて使うことができること、漢字を間違わないことなどが要点となります。
何か高く評価しているものは、この表現で言い表してみてください。
