ここでは「をはじめ、多くの」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「をはじめ、多くの」とは?
「をはじめ、多くの」は、何かがその代表的なもので、それ以外にも多くの同類のものがある、という使い方になります。
例えば、「ベンツをはじめ、多くの高級車がドイツ製です」といったような用い方になり、この場合、あくまで例ながら、高級車の代表としてベンツを挙げ、その他にもドイツには色々な同類の車を販売している会社があると使っています。
実際にドイツにはアウディやBMWといったような高級車を販売している会社が色々とあり、その中でも比較的知名度の高いベンツを代表として挙げているという訳です。
「をはじめ、多くの」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「をはじめ、多くの」は、先のように、それが代表的な1つで、その他にも、と用います。
ビジネスシーンでも、「我が社には○○をはじめ、多くのヒット商品があります」などと用いて、○○がその中でも代表的なものだと使ったり、「同部署ではその資格は○○さんをはじめ、多くの社員が取得しています」のように用いても構いません。
注意点として、先に挙げる代表になる対象は、あくまで使った人が真っ先に思いついた、知名度的に、などの理由から先に挙げているだけで、その他と差があるという意味で使う表現ではありません。
「をはじめ、多くの」を使った例文
・『和食にはしょうゆをはじめ、多くの調味料が使われている』
・『現在ではスマホをはじめ、多くの移動通信端末が存在しています』
「をはじめ、多くの」の類語や言い替え
・『に代表される、多くの』
このように言い替えても意味が変わることはなく、やはり最初に挙げた対象がそれらの代表だと使われている表現です。
ほとんど同じ表現になりますが、その最初の対象をクローズアップさせたい場合にはこの方が向いています。
ですが、その他と差があるという意味にはならない点は同じです。
まとめ
「をはじめ、多くの」は、そのジャンルや分野などにおいて、最初に挙げるものがその代表になるという使い方に用いられます。
ですが、その他がそれより劣っているといった意味ではなく、あくまで知名度などからそれを先に挙げているだけなので、その点を間違えないように注意してください。