ここでは「ビジョン」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「ビジョン」とは?
「ビジョン」は、目指すべき先、今後の理想といった意味になります。
「当社のビジョンは、これからの脱炭素社会に適合することです」のような使い方になり、それを目指すといった目標を挙げて用いられています。
会社や組織としてのそれという使い方が多いですが、個人的に用いることもできるので、「将来のビジョンとして、国立大学への入学を目指しています」といったような使う例もまま見聞きします。
近年ビジネスで聞かれるようになったカタカナ語の1つだと言うことができ、ミーティングやプレゼンなどの際によく使われていますが、本来の英語の意味だと単に“見え方”という意味で用いることがあるので、あくまでカタカナ語として使っている場合の解釈になります。
「ビジョン」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「ビジョン」は、「展望」のこととして使われる場合があります。
確かに似た意味にはなりますが、そちらの場合は目標という訳ではなく、見通しという解釈になるので注意してください。
つまり、ビジョンをして挙げたものはそれが目指す先であり、理想となりますが、展望はどうなっていくかという漠然とした先、その予測のことで、「ビジョン」とイコールにはなりません。
そちらの使い方の例としては、「今後の展望として、以下の可能性が考えられます」などとなり、続けてそうなるかも知れないという予測を述べていくという具合です。
どちらも口語、文章を問わず使われており、個人的にも使えるため、色々な論文などでも共によく用いられています。
「ビジョン」を使った例文
・『我が社のビジョンとして挙げるのは、何より売上げのアップだ』
・『将来的なビジョンとして、医学部に進学して医師になることを目指しています』
「ビジョン」の類語や言い替え
・『ターゲット』
こちらもビジネスシーンで見聞きするカタカナ語の1つで、的になるべき対象という意味で使われています。
目標にする購入層と言い替えると分かりやすく、「この商品のターゲットは20〜30代の女性です」のように使われており、「ビジョン」と直接の関係はありませんが、そちらが売上げに関係する内容の場合には、話の流れとして併せて用いられることも多いです。
まとめ
「ビジョン」は、目指す先という意味になり、それを目標に進んでいくという使い方になります。
理想として挙げるため、その通りになるとは限りませんが、会社や組織としての意思表明として用いられることが多く、個人的に使うこともできます。
